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終日がダラダラと独り言を綴るページ
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気晴らしに書いてみたss。
プロットは作っていない、いつ更新するかも分からない、といった代物なので、ページに載せるのも何かと思い、こちらに載せてみました。

暇潰しになれば幸いです。

 

 


このタイミングはないわ その1

 

 

 まあ「現実は小説よりも奇なり」という言葉があるとおり、人生っつーのは何があるか分からないものでありまして……。
 ある日普通の小学生だった少女が、不思議なフェレットを拾ったことがきっかけで、リリカルマジ狩るな世界に巻き込まれていくこともあるだろうさ。巷の小説なんかでは、平々凡々な主人公が、ある日突然ファンタジーな事態に遭遇するなんて、王道といってもいいだろう。
 ただ、人間っていうのは、そういう非現実的な世界に憧れを抱いても、実際に自分がその当事者になるなんてことはありえないものだと考えているもんだ。
 もちろん俺も例外じゃなく、そんなことに自分が巻き込まれるなんて一生ないと思っていた。
 そう――思ってい“た”のだ。

 

 現在俺は座り心地の良い椅子に座っている。
 ふわふわでありながらそこはかとなく弾力をもったそれは、中学生の頃、忍び込んだ校長室にあった椅子のような、お偉いさんが座るようなものだ。自分にはまるで似合わない、立派な肘掛け椅子。

 次いで辺りに視線を走らせると、現在俺がいるよくわからない部屋の光景が目に入る。狭いわけではないが、何故こんな形をしているか分からない、細長い部屋。
 両脇の壁には梯子でもないと上まで届かないほどの高さの本棚がそびえ立っている。しかも本一冊分も隙間がないほどきっちり詰められているので、取り出すときは大変そうだ。地震なんかが起きたときは、相当怖いかもしれない。

 でまあ、そんな部屋の中では、よく分からん事態が起こっている。
 椅子に座って大きなデスクに肘を突いている俺の前では、二人の男女がにらみ合っていた。
 だからといって色恋沙汰っぽい雰囲気というわけではない。女のほうは二十代で、男はおそらく三十代だと思う。別にその程度の年の差なら、色恋の話があってもおかしくはないだろうが、生憎そんな空気ではないのだ。

 何故か向き合っている男のほうはじっと俺を見据えているし、女のほうは手を広げて、座っている俺を庇うようにしている。
 どうやらこの二人が直接もめているというわけではなく、多分男に責められている俺を女が守っているという状態なのだろう。

 ふむ、意味が分からない。

 最近誰かに恨まれるような行為をした覚えはないし、もしこんな事態に陥ったとしても、庇ってくれるような女性に心当たりもない。……言っててちょっと悲しくなった。
 それはともかく……大体俺はさっきまで自分の部屋に一人で居たはずなんだ。こんな薄暗い変な部屋に移動した覚えもなければ、模様替えもしていない。目の前の二人を部屋に招いた記憶もなければ、そもそもこんな二人を知人に持った覚えもない。

 というか、何で俺を睨んでるナイスミドルの人は、槍っぽい何かを持っているんだろう。あんな危険そうな代物、現代日本で持ち歩いていたら、一発で捕まるだろ普通。
 女性にしても青いどこかの制服を着ているし……何かのコスプレなんだろうか。髪の色も染めているのか分からないが、日本人らしからぬ色をしているので、本当にそうなのかもしれない。

 ははーん、そうか、ドッキリか。

 冷蔵庫にある飲み物にでも睡眠薬か何かを仕込んでいたのだろう。んで、それを飲んで眠りこけた俺を、わざわざこんなところまで運んできたに違いない。
 名も知らない一般人相手に、テレビ局か何かがこんなことをするとは思わないから、おそらく友人の誰かだろう。一人でできるもんではないから、数人が結託してやったのか。何にしてもこんな手間をかけて悪戯するなんて、暇な奴らだ。
 目の前の二人のことは知らないが、友人の友人か何かだろう。

 そうと分かれば気を張っている必要もないだろう。
 俺は組んでいた手をほどき、椅子の感触を楽しむように腰をずらして、背もたれに体をあずける。そしてぽってりとした腹に両手を揃えてのせ、楽な姿勢をとった。

 ―――……ぽってりとした腹?

 腹の上にのせた手の感触に違和感を覚え、自身の体を見下ろす。そこに見えたのは、青いジャケットに包まれた、中年太りしたような体。

 いやいやいや、そんなはずはない。
 高校を卒業してからというものの、まともに運動しすることがなかったので、多少腹が出てきたことは否定しないが、さすがにここまでは太っていなかったはずだ。
 寝ている間に何かされた? いや、さすがにそこまでの短時間で俺を太らせるなどできないだろうし、服の下に何か詰め物がある感触もしない。
 そういえば、どこか体全体に違和感を感じる。そう、まるで慣れ親しんだ自分の体じゃないような――

 どっと汗が噴き出す。

 まだ現状を把握できていないが、何かしら嫌な予感がよぎる。
 見たことがない部屋。見たことがない男女。見たことがない体。
 まるで言葉も通じない、一度も足を踏み入れたことがない異国の地で、唯一頼りになるガイドに置いてけぼりにされたような孤独感。帰り道が分からない、そもそも現在地も分からない場所で、一人ぽつんと佇むしかできない無力感。
 体が緊張に強張る。

 俺の様子を訝しく思ったのか、先ほどからこちらを睨み付けていた男が、困惑した様子で声をかけてきた。

「聞いているのか、レジアス?」

 ―――――待て。

 今あの男は何と言った?

「今、何て言った……?」

 思わず問いかけ、そして自身の口から出た音に驚愕する。
 明らかにいつもの自分とは違う声色。風邪でもひいて咽を痛めているのかと思ったが、違和感は感じないので、そうではないらしい。

 目を見開いたまま動揺する俺に、馬鹿にされたのかと思ったのか、男は視線を強くして再び口を開いた。

「聞いているのか、と聞いたんだ。“レジアス・ゲイズ”」

『レジアス・ゲイズ』

 聞き間違えではなかったらしい、男は確かにそう言った。そしてその名を聞いたことによってか、目の前の人物に心当たりが浮かんできた。
 あるアニメの登場人物。現実にはいるはずもない人間。まさか――

「ゼスト――ゼスト・グランガイツ……?」

 頷いてほしくない。そんな思いをのせて放った問いに、目の前の男は目を細めて肯定した。

「今更何を言っているんだ? レジアス、お前が俺を知らないとは言わせんぞ」

 そう、目の前の男は“ゼスト”だった。ならば先ほどからゼストに語りかけられている“俺”は――

「ふっ……」
「レジアス?」
「ふっふっふ……くっくっくっくっく……」
「どうしたんだ、レジアス?」

 突然下を向いて笑い始めた俺に、ゼストは困惑したようだった。
 それもそうだろう、先ほどまで目一杯目を見開いて、汗をかいていた男が突然笑い出したのだ。誰だって引く、俺だって引く。

「あーっはっはっはっはっは!!!」

 だがそんなことを気にしていられるはずがない。
 自分の意識がいつの間にか見知らぬ相手に乗り移っていたらしいことはいい。いや、よくはないが、とりあえず見逃す。何を見逃すかは分からんが。
 とにかく、それはともかくとして。何だってその対象が、よりによって、よりによって……。

「認められるか―――――ッ!!!」

 レジアス中将なんだよコンチクショーが!!!

 

 

 

 


というわけで、レジアス中将憑依。
場面的には23・24話あたり。
死亡一歩手前です。

中将好きなんですけど、好きなキャラほどうまく書けない体質なので、憑依という強引な手に。
ユーノとかは見るけど、中将は見たことないな、と。
実はザフィーラとどっちにするか迷った。

まあそんな感じで、次回に続く、かなあ?

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